概要

「アール・ブリュットを巡る トークシリーズ」について


「加工されていない、生のままの芸術」を意味する「アール・ブリュット」という概念は、フランスの美術家ジャン・デュビュッフェが提唱したもの。美術の専門的な教育を受けていない人が、伝統や流行などに左右されずに自身の内側から湧きあがる衝動のまま表現した芸術のことを指します。

 

世界中から注目を集めるこのアール・ブリュットですが、近年日本においてもその例に漏れません。パリ市立アル・サン・ピエール美術館では、日本の作品に興味を持った館からの要望で昨年3月から10か月、日本人による作品を集めた「アール・ブリュット・ジャポネ」展が開催されました。芸術の都パリで日本のアール・ブリュットが高い評価を受けたことで、国内でも埋もれていた作品を世に出そうという動きが活発になっています。

 

日本では福祉施設で作られた作品が多いため、「障害者のアート」と思われがちですが、決して福祉の視点だけで語られるものではありません。アール・ブリュットは美術、教育、医療、コミュニケ−ション、スピリチュアリティなど、多様な分野において新たな気づきをもたらす可能性を存分に秘めています。

 

本企画は、まさにそういったアール・ブリュットの多様性や固有性に着目しながら、ゲストの様々な価値観・視点を編み上げる年間トークシリーズです。どうぞご予約の上、奮ってご参加ください。

 

ゲスト予定:

高橋伸行(やさしい美術プロジェクト ディレクター、名古屋造形大学 准教授 )

田口ランディ(作家)

田中恒子(美術コレクター、大阪教育大学 名誉教授)

田端一恵(滋賀県社会福祉事業団企画事業部 課長)

中沢新一(人類学者、明治大学野生の科学研究所 所長)

はたよしこ(ボーダレス・アートミュージアムNO-MA アートディレクター)

細馬宏通(動物行動学者、滋賀県立大学 教授)

(※五十音順)

 

聞き手: 保坂健二朗(東京国立近大美術館研究員)

 

主催:ボーダレス・アートミュージアム NO-MA

   社会福祉法人滋賀県社会福祉事業団

   滋賀県

 

企画:ボーダレス・アートミュージアム NO-MA

   社会福祉法人滋賀県社会福祉事業団

 

ディレクター:

アサダワタル(日常編集家 / ボーダレス・アートミュージアム NO-MA 広報アドバイザー)

 

デザイン:

後藤哲也(デザイナー / ooo)